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神戸市中学校のテニス事情
私は今まで多くの小学生を指導して来ましたが、その子達が中学校に進む時、おおかた二通りに別れます。
中学校のテニス部に入ってソフトテニスをするか、テニス部には入らずにスクールで週に1?3回テニスをするかです。
近くにあるN中学校は「硬式」テニスをさせていて、この校区の子や私立の中高一環の学校へ進学する子はテニスを続けられるので恵まれています。
その他の中学校に進んでテニス部に入ってソフトテニスに転向する子には、「高校に行ったらまたテニスに戻っておいでよ!」って声をかけています。
ところが、テニスもソフトテニスもコートは同じでフットワークは変わらない、テニスで養ったボール感は役に立つ、サーブやフォアハンドはほとんどそのままでも打球できる・・・てことでテニスが上手くなった子はソフトテニスをしても、他の子より上達して上級生の練習相手に重宝がられたり、団体戦メンバーになって多くの経験をして加速的に上達するケースが多いんです。
それは私にとっても嬉しいことなんですが、中学校のソフトテニスであんまり戦績を残すと、高校に進んでもテニスに戻ってくれない子も少なくないので、まるで大切に育てた選手をソフトテニスに奪われたみたいでとても残念です。
十数年前から私は西区の中学校に「協力をするのでテニス部を作って欲しい」と何度かお願いをしましたが、「少子化でクラスが減り教員も減り、顧問のなり手がいない。今後減らすことはあっても新設することはありません。」ということでずっと断わられてきました。