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これぞ世界のトップ!45秒で33ショット!
何のこと?って思いましたか、先日のATPワールドツアー・ファイナルズでのナダル対フェデラーのファーストセット第6ゲームの第4ポイントでのことです。
お互いサービスキープでフェデラーの3?2、ナダルのサーブ0?40で、ナダルがアドコートからフェデラーのバックにサーブを入れてからベースラインでの激しいラリーが続き、最後にナダルがバックのクロスをアウトするまでなんと、サーブを入れて33ショット、ナダルがサーブを打ってからナダルのバックがコート外に落ちるまで45秒でした。
たまたまこのラリーでは両者ともフォアバックともに8本ずつ打ちましたが、グランドストロークのみでロブはありませんでした。お互い相手を攻撃しあって最後はフェデラーがナダルのバックを続けて攻め、ナダルがこらえきれずに無理に強打してミスさせられた感じでした。
以前にスクールの中で皆さんに「1分間で16往復以上ラリーしましょう」って練習をしてもらいましたね。16往復つまり32ショットなんですが、なかなか出来ない人が多かったですね。当時のジュニアとコーチで最高22往復出来た子もいましたがそれはお互いフォアを狙って打ったからできただけのこと。
お互いが左右に走り回ってウイナーを狙って打って、45秒で33ラリーが続くなんてさすがは世界のトップと言うほかありません。すばらしいラリーでした。
「今日のフェデラーに勝つにはどうしたらいいんだ」なんてナダルが思ったかどうか、この長いラリーを失ったナダルがこのあと崩れていったような気がして、それを検証すべく映像をチェックしてみて改めて驚きました。