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ガット(ストリング)について
ガットの基礎知識
ガットgutを英和辞典で調べると・・・1消化器官、2内蔵はらわた、3根性、4腸線、ガット(動物の腸で作った楽器の弦・釣り糸・ラケットの糸・外科手術用の縫糸など)、・・・
我々がテニスで言うガットは4の動物の腸で作ったラケットの糸のことですね、でもこれはずいぶん昔のことで、最近では動物の腸の代わりにナイロンやポリエステルやアラミド繊維やそれらを複合させた糸などさまざまなものが使われています。
現在では動物の腸でできたナチュラルガットは一般レベルではほとんど使用されていないのが現実です、私も木製ラケットの時代はナチュラルガットも使っていましたが、最近はナチュラルガットは全く使っていません。
そこで、ガットを選ぶ際に最近の主流になっている合成繊維のガットについて認識しておいてほうがいいと思うことを以下に挙げます。
① 同じガットであればテンションが低いほうがボールを飛ばし、高いほど面が安定します。
※張った時点でテンションが低いのと、古くなってテンションが落ちた状態とは全然違います、古くなったものはボールを飛ばしません。
② 同じテンションで同タイプのガットであれば細いほうがボールを飛ばし、太いほうが耐久性に優れます。
③ ナイロンとポリを比べると一般的にナイロンのほうが反発性に優れ、ポリのほうが耐久性に優れます。
④ モノフィラメント(1本の繊維、または1本の繊維に細い繊維を巻いたタイプ)とマルチフィラメント(ミクロの細い繊維を何千も束ねたタイプ)を比べるとモノは反発性に優れ、マルチは振動吸収性に優れます。
※ウエストヒルでは、自分の好みがまだ分からない方には、比較的個性がきつくない、つまり標準的なもの、テニスではオージーシープミクロスーパー16、ソフトテニスではハイシープミクロをまず使ってみて、それを基に自分の好みを見つけてもらうようにしています。
ポリガットの恐怖!!?
久々にやってしまいました、ガット張の最後のほうで、ラケットの穴をガットが通りやすいように斜めにカットしたポリガットの端で親指の腹を突き刺してしまいました。
若いころには目の近くをやってしまい「目でなくて良かった!」なんてことがありましたが、そのころはまだポリガットは出回っていませんでしたから血をだすほどではありませんでした、でもそれ以来絶対顔は近づけないようにはしてるのですが・・・。
ガットの怖さを知っている我々ストリンガーは結びの部分のガットは絶対斜めにならないようにカットします、プレイヤーが指で触れて痛い思いをしてはいけませんから。