スクール生のページ
ジュニアのためのゲーム入門
テニスは相手のコートに打ち返せなかったら相手のポイントになります。ポイントを取るためには、相手がミスするまでねばって打ち返すか、相手が打ち返せないような強いボールを打ったり、場所をねらうかです。
ポイントの積み重ねがゲームになり、ゲームの積み重ねがセットです。プロの試合は3セットマッチで、2セット取れば勝利となります。ウインブルドンやUSオープンなどのグランドスラム大会での男子や、デビスカップは5セットマッチで、3セット取れば勝利となります。
ジュニアの試合の多くは1セットマッチですから、1セット取れば勝利です。2ポイント以上の差をつけて4ポイント取るとゲームを取ることになります。 2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム取るとセットを取ることになります。
ポイントの数え方
1ポイント・・・15(フィフティーン)
2ポイント・・・30(サーティー)
3ポイント・・・40(フォーティー)
4ポイント・・・ゲーム
便利な覚え方
時計の文字盤を想像します、4ポイントでゲームなので4等分して考えます。
1ポイント取ると15分ずつ進むと考えます。
すると15分、30分、45分となります。
45は面倒だから40だと考えます。
両方が同じポイントの時は後ろにオールをつける
両方が4ポイントの時はデュース
デュースのあとポイントをリードしたらアドバンテージ
アドバンテージを取ったほうが次のポイントを取ったらゲーム
アドバンテージを取ったほうが次のポイントを取られたらまたデュース
2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム取るとセットを取ることになります。
試合を始める前にトスをして(コインやラケットを回して表、裏をあてる)最初のサーバーと最初にプレーするエンド(ネットの北側か南側か)を決めておきます、そして最初にプレーするエンドから許された練習をします。
練習が終わったら「お願いします」とあいさつをして試合をはじめます。
各ゲーム、最初のポイントは必ずデュースコート(右側)からします、以後は右左交互です。
オールが付く時、40-15、15-40、デュースもデュースコートからします。
ダブルスでは、レシーブするサイドを、パートナーと、デュースコートかアドバンテージコートかを決めておかないといけません、セットの途中で入れ替わってはいけません。
最初のゲームが終わったらチェンジエンド(ネットの反対側へ行きます)、以後2ゲーム終わるごとにチェンジエンドします。チェンジエンドの時は1回目を除いて短い休憩(90秒以内)を取ることができます。
神戸市中学校のテニス事情
私は今まで多くの小学生を指導して来ましたが、その子達が中学校に進む時、おおかた二通りに別れます。
中学校のテニス部に入ってソフトテニスをするか、テニス部には入らずにスクールで週に1?3回テニスをするかです。
近くにあるN中学校は「硬式」テニスをさせていて、この校区の子や私立の中高一環の学校へ進学する子はテニスを続けられるので恵まれています。
その他の中学校に進んでテニス部に入ってソフトテニスに転向する子には、「高校に行ったらまたテニスに戻っておいでよ!」って声をかけています。
ところが、テニスもソフトテニスもコートは同じでフットワークは変わらない、テニスで養ったボール感は役に立つ、サーブやフォアハンドはほとんどそのままでも打球できる・・・てことでテニスが上手くなった子はソフトテニスをしても、他の子より上達して上級生の練習相手に重宝がられたり、団体戦メンバーになって多くの経験をして加速的に上達するケースが多いんです。
それは私にとっても嬉しいことなんですが、中学校のソフトテニスであんまり戦績を残すと、高校に進んでもテニスに戻ってくれない子も少なくないので、まるで大切に育てた選手をソフトテニスに奪われたみたいでとても残念です。
十数年前から私は西区の中学校に「協力をするのでテニス部を作って欲しい」と何度かお願いをしましたが、「少子化でクラスが減り教員も減り、顧問のなり手がいない。今後減らすことはあっても新設することはありません。」ということでずっと断わられてきました。
ボール遊び
キッズクラスや初心者のクラスにおいて大切な練習メニューのひとつです。
「野球の基本はキャッチボール」でしょうか?テニスにおいてもキャッチボールは基本になります。
?上から投げて両手でワンバウンドキャッチ
?下から投げて両手でノーバウンドキャッチ
??と?を反対の腕でもおこなう
?お手玉、まずはボール2個で、さらにボール3個で
?ラケットを使って地面にボールを突く
?ラケットで上にボールを突く
?コンチネンタルグリップでラケットを握ってフレームでボールを突く
?コンチネンタルグリップで握ってラケットのフォアの面、バックの面を自在に使って上にボールを突く、さらにはフレームもつかってみる
以上のようなことを頻繁に短い時間行うことで、動体視力を鍛え、ラケットの扱いに慣れることができます。
ボール遊び その2
2人1組でラケットでボールを自由に扱う訓練をします。
まず一番上はケニーがゴンにラケットでボールをパスしています。
注意点はコンチネンタルグリップでラケット面をやや上向きにして、相手の空いているほうの手を狙って、ていねいにボールをはじきます。
受ける側は肩の高さで手を開いて相手に見せてください。
二番目はゴンがラケットで送ったボールをケニーがラケットで弾ませて左手でキャッチするところです。
送る側はコンチネンタルグリップで相手のラケット面をねらってていねいにボールをはじきます。
受ける側はコンチネンタルグリップでラケットを顔の高さで相手にラケット面を向けて構えます。
三番目はケニーがラケットでボールを送り、ゴンがそのボールをラケットの面で受け止めようとしているところです。
飛んでくるボールにあわせてラケットを動かさなくてはならない、ちょっと難しい練習です。
突然ですがクイズです!
11月7日から「トライやるウィーク」と言って中学2年生の子供たちをお預かりして、色々と体験してもらいましたが、その子達に出したのと同じ問題です。運動場にテニスコートのラインを引いたりする時の裏技ですが、
「適当な長さのあるロープ1本だけで直角を描くにはどうしたらいいですか?」というものです、ロープの長さはわかりません。
念のために三平方の定理を習っているかどうかを聞いたところ、塾では習ったと言っていましたので、全員に、直角三角形において斜辺の平方は他の2辺の平方の和に等しいってことを説明しました。これが大きなヒントですが・・・
答えは後日に・・・