スクール生のページ
痛いめに会いました
1ヶ月あまり前のことですが、コートで車のバックドアを閉めようとして木の枝に引っかかり、結果左手の親指を挟んでしまいました。
指は切れてはいませんでしたが、本来の太さの半分くらい陥没していましたので直ぐに医者に診てもらおうと決めました。
冷却スプレーで冷やしながら携帯で家内に連絡を取り、診てくれる整形外科を探してもらいました。
正規の先生はいないけど当直の先生が整形外科なので診てくれるというクリニックに到着したのは怪我してから40分後でした。
その時点で陥没してた部分が半分くらい戻っていましたが、反対側が紫色になって内出血しているのがわかりました。
私は、まず先生が状態を見てくれて、「これなら大丈夫だから、順番がきたら処置します」ってことになるのを期待していました。
ところがずーと待たされること1時間、その間に色々なことを考えましたが、指を見ていてスーッと冷静になりました。
「骨を折ったことはあるけどその時はもっと腫れた、今回は骨は大丈夫」
「親指の腹と爪を右手で触ると感覚がある、神経も切れていない」
「痛いけど曲げ伸ばしもなんとかできる」
「いまの外観は陥没した部分も元に戻り、さらに腫れている、怪我した時の状態とは程遠い」
「これを見て医者は何をしてくれる?固定して痛み止めを処方してくれるくらいか!それなら自分でやれる」
結局受付へ行ってこれ以上待てないと言ってそのクリニックを出ました。もし一晩様子見ておかしかったら行きつけの整形外科に診てもらうつもりでしたが、行かないで済ませました。
風呂で洗髪苦労したり、固定をはずしてからもボールを持ちづらかったりして不便でしたが、1ヶ月過ぎてやっと完治したかなって感じです。いろんな意味で痛い思いをしました。
ラケットの投げ方???
ラケットの投げ方って、ラケットは投げる物じゃありませんよね。でもテレビに映るような試合でさえ、時々ラケットを投げつけたり叩き壊すシーンを見かけます。
もちろんルール違反で、現在のルールではラケットが壊れるほど投げつけたり、観客席や危険な方向にボールを打ちつけたりすると、1回目は警告、2回目は相手に1ポイント、3回目は相手に1ゲーム与える・・・と言う風に決まっています。
前回のフレンチオープンの結果報告で、ジョコビッチがラケットでベンチを叩き壊してアンパイアが警告を与えなかったと書いてしまいましたが、生で見ているときはアナウンサーの声で聞き取れなかったのですが、ビデオで見直すとちゃんと警告が出されていました。訂正してお詫び申し上げます。
ところで、誰にでも仕事や学校や家庭であると思いますが、何かをぶっ壊してやりたいとか、殴ってやりたいとか・・・
もしも何か取るに足りないものを壊したり投げたりすることで心に引っかかっていた事を消してしまえるなら、それは大切なことかもしれません。
過去の偉大なテニス選手ジョン・マッケンローはコートに寝そべったりして審判に食い下がっていましたが。立ち上がってプレーを再開すると前の事を引きずることなく素晴らしいプレーを見せてくれました。
ただしコートに寝そべったり審判に噛み付くことがいいとは思いませんが。
最近ツアーの試合を見ていて「いいな」って思ったのはダビド・ナルバンディアンです。彼は腹を立てたときに、ラケットが壊れないようにコートにラケットのトップをぶつけて跳ね上がらせ、それをキャッチして何事も無かったように次のポイントをプレーします。
錦織も真似したのかどうか、同じようなことをしていました。やらないほうがいいのでしょうが、他の選手がラケットをコートに叩き付けている姿よりはスマートです。
引退する前のマラト・サフィンが、納得いかないミスをして、若いころのようにラケットを投げつけるなって思ったら、直前で思い留まって我慢してプレーを続けるのを見て、なんとなく好きになったのを覚えています。
デビスカップ、対クロアチア戦
三木のビーンズドームで行われた男子国別対抗のデビスカップ、そのワールドグループでの戦い、悔しいー! でもいい試合でした。結果は新聞にも載りましたしスポーツニュースでもやっていましたが、一応まとめてみました。
初日
添田 6-7、3?6、6?4、6?3、7?5 ドディグ
錦織 4?6、4?6、3?6 カルロビッチ
二日目
伊藤・杉田 4?6、4?6、6?3、3?6 ドディグ・カルロビッチ
最終日
錦織 7?5、7?6、6?3 ドディグ
添田 6?7、1?6,4?6 カルロビッチ
ところで「クロアチアってどんな国?」って思いませんでしたか?
私はゴラン・イバニセビッチというウインブルドンタイトルを持つ魅力的なプレーヤーが、かつてユーゴスラビア国籍からクロアチアに変わったことで、ユーゴが分裂してクロアチアとセルビアとモンテネグロに分かれたのか、とぐらいにしか思っていなかったのですが、実は複雑なんですね。
かつてのユーゴスラビアは1991年にスロベニア共和国、クロアチア共和国が独立し、1992年にマケドニア共和国、ボスニア・ヘルツェコビナ共和国、1993年にセルビア・モンテネグロとして国家体制をとっていたものが2006年にセルビア共和国とモンテネグロ共和国に独立した、と言うことです。つまりユーゴスラビアは現在では6つの国家に分かれたということです。
それにしてもこれらの国には、体が大きくて強いテニス選手が多いですね。
これぞ世界のトップ!45秒で33ショット!
何のこと?って思いましたか、先日のATPワールドツアー・ファイナルズでのナダル対フェデラーのファーストセット第6ゲームの第4ポイントでのことです。
お互いサービスキープでフェデラーの3?2、ナダルのサーブ0?40で、ナダルがアドコートからフェデラーのバックにサーブを入れてからベースラインでの激しいラリーが続き、最後にナダルがバックのクロスをアウトするまでなんと、サーブを入れて33ショット、ナダルがサーブを打ってからナダルのバックがコート外に落ちるまで45秒でした。
たまたまこのラリーでは両者ともフォアバックともに8本ずつ打ちましたが、グランドストロークのみでロブはありませんでした。お互い相手を攻撃しあって最後はフェデラーがナダルのバックを続けて攻め、ナダルがこらえきれずに無理に強打してミスさせられた感じでした。
以前にスクールの中で皆さんに「1分間で16往復以上ラリーしましょう」って練習をしてもらいましたね。16往復つまり32ショットなんですが、なかなか出来ない人が多かったですね。当時のジュニアとコーチで最高22往復出来た子もいましたがそれはお互いフォアを狙って打ったからできただけのこと。
お互いが左右に走り回ってウイナーを狙って打って、45秒で33ラリーが続くなんてさすがは世界のトップと言うほかありません。すばらしいラリーでした。
「今日のフェデラーに勝つにはどうしたらいいんだ」なんてナダルが思ったかどうか、この長いラリーを失ったナダルがこのあと崩れていったような気がして、それを検証すべく映像をチェックしてみて改めて驚きました。
テニスの日「ボレーボレー大会」
日本テニス協会、日本プロテニス協会などが中心となっておこなっているテニスの日のイベントのひとつとしてウエストヒルでも各スクールのレッスンの中で、「ボレーボレー大会」をおこないました。
今回のルールは単純に
ネットを隔ててボレーボレーを何分何秒続けられるかです
試技は3回までとしました
2011年のウエストヒルの第一位は土曜午前クラスの喜島・三岡ペアの
3分33秒でした。
相手の打ちやすいところへコントロールできる人は、試合においては逆に相手の嫌がるところへコントロールできるはずなのだから、試合に強いこととこういう競技がうまいこととは必ず一致するわけではないけれども、試合に強い人はいい結果がでるでしょう、と私は話していました。
やっぱり喜島、三岡両氏は先の11月3日のテニス大会でも上位でしたよ。